Airmail 2.6は、イタリアのBloop S.R.Lが開発したMac用メールクライアントアプリです。2016年1月16日にリリースされたバージョン2.6では、スヌーズ機能や添付画像のリサイズ機能など、多くの新機能が追加されました。特に注目すべきは、複数のメールアドレスを一元管理できる機能と、ウィジェット対応によって通知センターからメールの閲覧や基本操作が行える点です。
Macユーザーにとって、メール管理は日々の業務の中で大きな時間を占めています。Airmail 2.6は、そのインターフェースの使いやすさと機能性の高さから、多くのプロフェッショナルに支持されています。特にウィジェット機能は、アプリを起動することなく素早くメールをチェックできるため、作業の効率化に大きく貢献します。
Airmail 2.6の価格は1,200円(記事執筆時点)で、その機能性を考えると非常にコストパフォーマンスの高いアプリケーションと言えるでしょう。
Airmail 2.6の最大の新機能の一つが「スヌーズ機能」です。この機能を使うと、今すぐ対応する必要のないメールを一時的に非表示にし、指定した時間に再び通知を受け取ることができます。
スヌーズ設定はショートカットキー(Cmd+D)で簡単に行うことができ、設定されたメールは専用の「スヌーズボックス」へ移動します。スヌーズの時間設定は、Preferencesから「昼」「明日」「週末」「来週」または任意の時間を指定できます。
この機能は特にビジネスユーザーにとって非常に有用です。例えば。
スヌーズ機能を活用することで、受信トレイをクリーンに保ちながら、重要なメールを見逃すリスクを減らすことができます。これにより、メール管理のストレスが大幅に軽減され、作業効率が向上します。
Airmail 2.6のウィジェット機能は、通知センターからメールの閲覧や基本操作を行うことができる便利な機能です。macOS Yosemiteから通知センター部分にウィジェット機能が表示されるようになり、Airmail 2.6もこの機能に対応しています。
ウィジェットの設定方法は以下の通りです。
ウィジェットから行える操作。
macOS Sonomaでは、ウィジェットをデスクトップに直接配置することもできるようになりました。デスクトップ上にAirmailウィジェットを配置すれば、作業中でもメールの状況を常に把握できます。
ウィジェットの色は背景に合わせて自動的に調整され、作業の邪魔にならないよう設計されています。また、「control」キーを押しながらウィジェットをクリックすることで、サイズ変更や削除などの設定も簡単に行えます。
Airmail 2.6の最大の強みの一つが、複数のメールアドレスを一元管理できる機能です。Gmail、iCloud、Outlook、Yahooなど異なるサービスのメールアカウントを一つのインターフェースで管理できるため、複数のアプリを切り替える必要がなくなります。
アカウント設定の手順。
特筆すべきは、Gmailなどのラベル機能もそのまま利用できる点です。これにより、既存のメール管理システムを崩すことなく、Airmailに移行することができます。
また、各アカウントごとに異なる通知設定やシグネチャを設定することも可能です。例えば、仕事用のメールアドレスは常に通知を受け取り、プライベート用のアドレスは特定の時間帯のみ通知を受け取るといった柔軟な設定ができます。
ビジネスシーンでは、複数のプロジェクトや部署ごとにメールアドレスを使い分けることも多いですが、Airmail 2.6ならそれらをすべて一元管理できるため、メールチェックの時間を大幅に削減できます。
Airmail 2.6で追加された便利な機能の一つが、添付画像を最適なサイズにリサイズしてくれる機能です。この機能により、大きなサイズの画像を添付する際の手間が省け、メールの送信時間も短縮されます。
画像リサイズ機能の使い方。
この機能は特に以下のような場面で役立ちます。
また、リサイズ設定をデフォルトで指定することもできるため、毎回手動で設定する手間も省けます。環境設定から「コンポーズ」タブを開き、「画像添付時のデフォルトサイズ」を設定しておくと便利です。
この機能は、受信者の立場を考えると非常に親切な機能と言えます。特に通信環境が不安定な場所にいる相手や、データ通信量を気にする必要がある相手へのメール送信時には、画像を適切にリサイズすることで、スムーズな情報共有が可能になります。
Airmail 2.6では、新たなショートカットキーが追加され、キーボード操作だけでより多くの機能にアクセスできるようになりました。これにより、マウス操作を減らし、作業効率を大幅に向上させることができます。
主な新ショートカットキー。
これらに加えて、Airmail 2.6では以下のような便利なショートカットも用意されています。
操作 | ショートカットキー |
---|---|
新規メール作成 | Cmd + N |
返信 | Cmd + R |
全員に返信 | Cmd + Shift + R |
転送 | Cmd + Shift + F |
アーカイブ | E |
削除 | Backspace |
検索 | Cmd + F |
メールを送信 | Cmd + Return |
ショートカットキーを活用することで、日々のメール処理時間を大幅に短縮できます。例えば、1日50通のメールを処理する場合、各メールの操作で数秒ずつ短縮できれば、1週間で数十分の時間節約になります。
特に「D」キーによるスヌーズ機能へのアクセスは、Airmail 2.6の目玉機能を素早く利用できるため、非常に便利です。メールを読んだ後、すぐにスヌーズ設定ができるため、「後で対応しよう」と思ったメールを見失うリスクが減ります。
ショートカットキーの一覧は、Airmailのメニューから「ヘルプ」→「キーボードショートカット」で確認できます。日々の作業で頻繁に使う操作から少しずつ覚えていくことで、自然とメール処理のスピードが向上していくでしょう。
Airmailのショートカットキーは、他のメールクライアントからの移行ユーザーにも配慮して、一般的なメールアプリと似た設定になっているため、学習コストが低いのも特徴です。
Airmail 2.6のウィジェットは、Macの他のウィジェットと組み合わせることで、さらに作業効率を高めることができます。ここでは、Airmail 2.6と相性の良い他のウィジェットとの連携方法をご紹介します。
Wunderlistとの連携。
Wunderlistはタスク管理アプリとして人気があり、そのウィジェットをAirmailと並べて配置することで、メールから発生したタスクをすぐにWunderlistに登録できます。Airmailには「Wunderlistに送信」機能もあるため、メール内容をそのままタスクとして登録することも可能です。
iStat MiniやMONITとの連携。
これらのシステムモニタリングウィジェットと併用することで、メール送受信時のシステムリソース使用状況を監視できます。特に大量のメールを処理する際に、パフォーマンスの低下を事前に察知するのに役立ちます。
空模様ウィジェットとの連携。
外出予定がある日には、天気予報ウィジェットとAirmailウィジェットを並べて配置することで、スケジュール調整とメールチェックを同時に行えます。
Best Notes Plus Widgetとの連携。
メールを読みながらすぐにメモを取りたい場合に便利です。Airmailで受信したメールの重要ポイントをすぐにメモできます。
これらのウィジェットを効果的に配置するコツは、関連する情報を近くに配置することです。例えば、以下のようなグループ分けが効果的です。
macOS Sonomaでは、ウィジェットをデスクトップに直接配置できるようになったため、作業内容に応じて異なるウィジェット組み合わせを複数のデスクトップに設定しておくことも可能です。これにより、コンテキストに応じた最適な作業環境を素早く切り替えられます。
また、Deliveriesウィジェットと組み合わせれば、オンラインショッピングの注文確認メールと配送状況を一目で確認できるため、ビジネスでの物流管理にも役立ちます。
このように、Airmail 2.6のウィジェットを他のウィジェットと戦略的に組み合わせることで、単体で使用する以上の価値を引き出すことができます。自分の作業スタイルに合わせたウィジェット構成を見つけることが、生産性向上の鍵となるでしょう。